スーパームーンとムーンイリュージョン 月が大きく見える理由 [雑記]
スーパームーンは月がすごく大きく見えると勘違いされることが多いようなのですが、通常時に比べて16%しか違わないので、一回り大きく見えるかなぁ程度です。
ですが、明らかに大きい月が見えるときってありますよね?
夕方に見えた月がやたらでかくて赤いとか。
赤くてでかい月を見た時はなんか起こるんじゃないかとか思ってしまいますが、これには理由があります。
まず、大きく見える理由ですが、目の錯覚らしいです。
えっ?と思いますが、錯覚が有力な説みたいです。
説というのは、月が大きく見える場合があることは大昔からだれしもが気付いていたことなのですが、いまだにはっきりとした原因が解明されていないようなのです。
なので説です。
トリックアートなどでよくある「錯視」と一緒だと思えばわかりやすいと思います。
月が大きく見えるのは、月が地平線近くにある場合です。
この場合、月の近くに木々やビル・建物などの比較対象があるため、大きく見えるように錯覚するそうです。
これをポンゾ錯視というそうです。
興味のある方はポンゾ錯視を検索してみてください。
逆に天頂近くにある月が地平線の月と比べて小さく見えるのは周りに比較対象がないため、大きさを判断することができないため、実際の大きさ?で見えているということです。
これが錯覚であることを判断するには、5円玉を手を伸ばして持って、5円玉の穴を通して月をみると、ちょうど月と穴の大きさが同じくらいに見えるそうなので、これを利用して地平線近くの月と天頂付近にある月を見比べると同じサイズであることが分かります。
次に、月が赤く見える理由ですが、これは単純です。
夕日が赤く見える理由と同じです。
地平線近くに見えるときは月の明かりが大気を通過する距離が天頂の場合と比べて長いため、光が屈折して赤く見えるんです。
ちょっと詳しく説明すると、光は太陽から発せられる電磁波です。
月の明かりも太陽の光の反射したものなので、同じものです。
この電磁波の波長のなかで、人が感知できるのは可視波長と呼ばれる範囲に限られます。
光の色というのはこの可視波長のそれぞれの波長の場合に色が付いて見えるということになります。
で、太陽光線が大気を通過する際に、大気中の微粒子とぶつかって曲がります。
この時に、波長の短い色(青と紫)から先に曲がっていくため、人の目に光が届くころには波長の長い赤い色が多い状態になっていることで、赤く見えるのです。
2014-08-30 00:18
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