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阿闍梨になるための千日回峰行ってなに? [雑記]

2014年9月29日の「鶴瓶の家族に乾杯」で

比叡山延暦寺の阿闍梨さんが出演されていました。


この阿闍梨になるためには「千日回峰行」と呼ばれる

荒行を達成しなければなりません。


この「千日回峰行」とはどんなことをするのでしょうか?


調べてみました。



千日回峰行とは、7年間にわたって、

千日間で約4万km、地球ひと回りするほどの距離を歩く荒行です。


名前に「千日回峰」とありますが、実際に歩くのは「975日」だそうです。

残りの25日は「一生をかけて修行しなさい」という意味があるみたいです。

この「千日回峰行」を行なう者は途中で行を続けられなくなったときは

自害するという決意で、挑まなければなりません。

そのため、首を吊るための紐と短剣を常に持っている必要があります。


1年目から3年目までは各年100日間、毎日30kmを6時間かけて歩きます。

もちろん修行なので、ただ歩くのではなく、真言を唱えながら

260か所の礼拝も行ないながら歩きます。


これが、4、5年目は各年200日間になります。


5年間で700日の行を達成すると

9日間にわたる断食・断水・断眠・断臥を行なう

「堂入り」と呼ばれる行に入ります。


断臥とは床などに横にならないことです。

これが行の最難関といわれています。


断食・断水だけでなく、寝ちゃダメ、横になっちゃダメってのは

ちょっと想像できないキツさですね。。。


この「堂入り」をやり遂げると

阿闍梨と呼ばれ、生身の不動明王と称えられます。


ここまでが自分のための行と言われ、

残りの2年間は他人を救済するための行(化他行)と言われています。


6年目になると、歩く距離が1日に約60kmになります。

これを100日間行ないます。


7年目は200日間歩き、最初の100日間は84kmの京都大回りを歩きます。

後半の100日間は比叡山の中を30km歩きます。


ここまで完遂することでようやく「千日回峰行」を満行したことになり、

大阿闍梨と呼ばれるようになります。



過去、この「千日回峰行」をやり遂げたのは47人しかいないそうです。



途中であきらめたら自害する覚悟で臨む荒行「千日回峰行」は

悟りの境地に辿り着くための試練なんですね。





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