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エボラに「ファビピラビル」が有効!?フランス女性が治癒か!? [ニュース]

エボラ出血熱に有効な薬が見つかった!?

「ファビピラビル」は日本で開発されたインフルエンザ治療薬??

エボラ出血熱に効いた理由は!?





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先月、エボラ出血熱に感染したフランス人の女性看護師が

日本の富山化学工業が開発したインフルエンザ治療薬「ファビピラビル」等の

投与が行なわれました。


そのフランス人女性が10月4日に無事エボラ出血熱を治癒し、

退院されたというニュースが産経新聞からでました!


「ファビピラビル」等としてありますが、

他にも使用可能な治療薬が2つあり、

どの薬を使用したのか?

または複数を同時に使用したのかは明言されていないようですが、

「ファビピラビル」が使用された可能性が高いと報道されています。


どの薬が効いたにせよ、エボラ出血熱に対抗する薬が見つかったのは

とても良いニュースだと思います。



この「ファビピラビル」ですが、日本の富山化学工業によって

開発されたインフルエンザ治療薬で、

今年3月に、製造販売承認を得たばかりの新薬です。


ファビピラビルはインフルエンザ治療薬として

最終兵器的な位置づけになっているようです。

これはこの薬の仕組みに理由があります。


ファビピラビルはウイルスが増殖出来ないようにします。

ウイルスが増殖できないという事は、

免疫機能がウイルスを退治し易くなるという事になります。

新しく増えていかないので、いずれ免疫が勝ちますよね?


問題なのはウイルスの増殖方法は、

細胞の自己増殖機能を乗っ取っているということです。


ファビピラビルがウイルスを増殖させないということは

つまり細胞の増殖を抑制するということになります。


これがどういうことに繋がるかわかりますか???


細胞が増殖できないという事は、成長できないということになり、

妊娠した女性に投与した場合、赤ちゃんが正常に成長できない事に繋がります。


実際に動物実験でも催奇形性が確認されています。


このため、ファビピラビルは妊娠中の女性には使用できません。

また、ファビピラビルの効果が出ている間は、

妊娠を避ける事も必要です。

男性の場合は精液にも薬の効果が混じるので、1週間ほど子作り禁止だそうです。


このようにファビピラビルには使用を誤ると重篤な副作用を起こしかねないため

新型インフルエンザが流行し、他の薬では効果がでないと国が判断した場合に

厚生労働大臣の要請を受けて、製造を開始するという形を取っていることから

一般販売はされませんし、医師が入手する事も製造が開始されない限り難しいでしょう。



では、このインフルエンザ治療薬である「ファビピラビル」が

エボラ出血熱の治療に対してなぜ使用されたのでしょうか?


これはエボラウイルスもインフルエンザウイルスと同様に

細胞増殖によってウイルスが増えるため、

細胞増殖を抑制するファビピラビルが有効ではないかと思われるためです。


実際、エボラウイルスに感染したマウスにファビピラビルを投与した

動物実験ではマウスが生き延びたという結果が確認されているようです。


まだ、人間に対して効果があるかどうかは確認できていませんが、

このフランス人の女性看護師は、自身が実験台になることで

より多くのエボラ出血熱発症者を救う可能性に賭けたのかもしれませんね。




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